伊藤さんの編曲による『屋根の上のヴァイオリン弾き』が初演されたのは、第15回定期演奏会でのことでした。この年の演奏会は、第3部をミュージカル特集と題し、そのトリの曲として演奏されたものです。 ちなみに、第3部の1曲目は、今年演奏する『踊り明かそう』が含まれる『マイ・フェア・レディ序曲』、そして、2曲目には、デリバリなどでも演奏されることの多い『メモリー(キャッツより)』というプログラムでした。 『屋根の上のヴァイオリン弾き』と聞くと皆さん、何を連想されるでしょう? ・日本では、森繁久彌さんが主演され、連続上演記録を達成した ・「日は昇り日は沈む」の音楽 こんな感じではないでしょうか? 私もミュージカルのタイトルと「日は昇り日は沈む」の音楽は知っていましたが、どういう話なのか、また、他にどんな音楽が使われているのかは知りませんでした。 そこで、有志で『屋根の上のヴァイオリン弾き』を観に行き、実際に生のミュージカルに触れる機会を得ました。残念ながら私は参加できませんでしたが、こういうところが立川MCらしいなぁと思います。 観劇された方々の感想を聞いたり、伊藤さんが解説してくださったりして、ロシアの寒村に住むユダヤ人の一家の姿を描いた話で、音楽も独特なメロディとリズムのユダヤ音楽で構成されていることを知りました。そこには、ユダヤ教のしきたりを重んじる父とそれに反発する娘たち、ユダヤ教徒の迫害など重いテーマがベースになっています。 伊藤さんが編曲された楽譜を開いてみると、2/2拍子の独特なリズムとメロディが続き「難しそう・・・」というのが率直な感想でした。 今年の演奏会では、この思い出の『屋根の上のヴァイオリン弾き』を演奏します。心を込めて演奏し、天国の伊藤さんにお届けしたいと思います。伊藤さんが、ニコニコの笑顔で聴いてくださいますように。 ![]() |