立川マンドリンクラブ会報 第75号2022.04.24発行
新しい仲間 私 と 音 楽
橋本 吉右
 81年生きた己。サラリーマンの約半世紀、植木職人10年。
 現在は、単身になってしまったこと・砂川闘争・マラソン大会で、当地を知っていたこともあり、10ヵ月前、立川市砂川町の老人ホームへ板橋区から移住してきた。
 その間、音楽と真剣に相対することなく、マンドリンのトレモロを楽しむ程度で、楽譜の理解と基礎練習を怠ってしまった。
 生活が落ち着いてきたら、再び終活の文字が浮かぶようになった。基本的なことは、ある程度終えてはいたが、最も大切な事項である自分の一番やりたいこと、楽しみたいことを見つけていなかった。
そ んな時、近くの砂川学習館で、立川MCの紹介記事に目が留まり、心が妙にときめいた。
 しかし、耳は難聴・目は老化、ついていけないだろうと尻込み状態。障害物の大きい方へ、あえて進みたくなる自分の性質もあり、補聴器とメガネを仲間に、最後のチャレンジを試みようと入会させていただいた。
 始めるに当たって、次の3つを自分との約束事とした。
① 間違った音で、全体の音を悪くしないこと。
② 楽譜の理解を優先し、実技はそのうち何とかしたい。
③ 立川MCの一員としての自覚を持つ。
 そんな考えで努力中だが、なかなか厄介なもので、進み方が遅い。
 将来的には、自力で自分の為の曲を作ってみたいと思っている。又、音楽葬を、自分が酒の飲めるうちに、やりたいとも考えている。
 本日は快晴、屋上から見える霊峰富士からは、今日も無言の激励が飛んでくる。
 以上、こんな人間ですが、よろしくお願い申し上げます。