立川マンドリンクラブ会報 第712020.01.11発行
セロパートのメンバーになりました
Mandolin Cello 多田 寛
 皆様、第38回定期演奏会、お疲れ様でした。
 私が立川マンドリンクラブにお世話になって今年で3年目を迎えます。最初の2年間はセカンドパートでお世話になり、今年からはセロパートのメンバーの一員に加えて頂くことになりました。 セロパートに移籍することになった理由は、入部当初からお誘いを受けていたことや他の楽器を経験することは良いことだと思っていたからです。ただ、ヘ音記号に対応できるのか、低音部楽器の大切な役割の一つであるリズムを正しく合わせられるのかといった、大きな不安がありました。今でも、気が付くとト音記号で弾いてしまっていたり、同じフレーズを繰り返す小節でどこを弾いているか分からなくなったりと、笑えない失敗を重ねています。
 マンドリンからセロに持ち替えて半年程度の経験で、生意気と思われるかもしれませんが、セロという楽器は「包容力のある大人のよう」な印象を感じています。中音部の艶やかな伸びのある音色と低音部のどっしりとした重厚な音色が、そう感じるのかもしれません。縁の下の力持ち的役割と共に、主役もこなせる魅力的な楽器なのでしょう。
 四十肩のように腕(前)はまったく上がらず焦る日々です。しかし、慌てず、腐らず、何より楽しく弾けることを第一に心掛けてゆこうと思います。「いばらの道(?)も踏み続けていれば、そのうち何とか歩けるかもしれない」と言い訳しながら...。
 お礼が遅くなりました。私を温かく送り出してくれたセカンドの皆さん、短い期間でしたが大変お世話になりました。ありがとうございました。「新天地」でも頑張ります。
 そして、手放しで歓迎して頂いた古田さんと粟屋さん、様になるまで気が滅入るほどの時間がかかると思いますが、どうぞ長い目で見ていてください。 よろしくお願い致します。