立川マンドリンクラブ会報 第712020.01.11発行
マンドリンとの初共演
Flute & Piccolo 谷本 千種
 オカリナのレッスンにお越し下さっている渡部さんが、オカリナ以外にマンドリンも頑張っていらっしゃる事は、数年前からお話に伺っていて、立川マンドリンクラブの皆様の定演のご案内も頂いていたのですが、いつも仕事とぶつかってしまい、マンドリンを間近で見た事もなければ、音色を聴いた記憶もなく、マンドリンと全く縁のない人生を歩んでいました。そこに、渡部さんから、今回の賛助の打診を頂きまして、参考までにと前回と前々回の定演の音源を貸して下さり、その演奏を耳にして、美しい音色と演奏のレベルの高さに感嘆しました。
 演奏をお引き受けはしたものの、マンドリンを知らない私がお引き受けしてしまって良かったのか悩みながら、練習会に参加しました。じかに聴くマンドリンの音色は、繊細でキラキラした音から迫力のある力強い 音まで、幅広く多彩な音色でした。部員の皆様の、マンドリンと音楽に対する真摯で熱い思いの込められた演奏に、私も「皆様と同じテンションで行かなくちゃ!」と、毎回全力で演奏をさせて頂きました。
 知っている曲は、改めてその曲の素晴らしさを感じ、そして、オリジナル曲はとても新鮮でした。「時間の宝箱」は、マンドリンの音色に毎回涙が出そうになり、「遠野郷」は、どう演奏すべきかギリギリまで試行錯誤の末、当日はナレーションの力も加わり、イメージを持って演奏することが出来ました。
 今回、演奏させて頂いた曲総て、とても楽しく吹かせて頂き、演奏に加わらなかった曲も、どれも素敵でした。
 限られた時間で、部員お一人お一人とご挨拶程度しかコミュニケーションが取れませんでした。けれども皆様、多彩な方、優しいお心の方ばかりです。
 今回、立川マンドリンクラブの皆様、他の賛助の方々、司会の飯島さん、スタッフの方含め、関わっていらっしゃる総ての皆様の、温かく和やかで、そして真剣な場にご一緒させて頂き、このような素敵な機会を、
 本当にありがとうございました。