立川マンドリンクラブ会報 第692019.06.15発行
私の楽器 チェロが変わりました
Mandolin cello 古田 栄治
 約25年前、立川マンドリンクラブのメンバーも増えてきて、低音を充実させたいとの 考えでクラブとしてチェロを購入しました。「みんなで交代に弾ければいい」と気楽に考えていましたが、ほとんど全員が辞退のため僕が弾くことになりました。
最初の半年は押さえるフレットの位置がマンドラと同じ感覚になるよう楽譜を書き換えていました。何度も書き換えているうちに、位置の感覚がわかってきてヘ音譜でも弾けるようになりました。ここまで二年ほどかかったと思います。
 今年の一月末頃「フラット型ではチェロの音として何か物足りない。立川MCの低音を良く響かせたい」との声が聞こえてきて購入を検討し始めた時、2ndの多田さんからチェロへの異動希望の話がありました。 クラブの楽器以外の持っていたチェロを使うことも選択肢にありましたが、表面板が異常に厚いこともあって、音の評判が非常に悪かったのであきらめ、新しくすることにしました。

 工房はいろいろありましたが、台数の多い”野口實”工房製の中からボディがローズウッドなのが決め手になり、新しいチェロが登場しました。弾いてみると、ラウンドタイプ特有のしっかりした響きがしています。ただ、棹の全長がクラブのフラット型に比べ、フレット 一つ分長いのと、ボディのふくらみに慣れるのに少々戸惑いました。また、数回弾いた時、表面版を小指がこすった跡がついていたので、急遽プラスチック板を張り付けました。










[多田使用][古田新購入][粟屋使用]