立川マンドリンクラブ会報 第66号2018.10.27発行
Mattinata(朝の歌)     
編集部 町野 俊明
 Mattinata(マッティナータ)とは
イタリア語で「朝」は”mattino”と言います。イタリア語読みで、後ろに「さん」をつけて「Mattinoさん」と大声で読んで見てください。
 良くできました。
 ご存知のSerenata(セレナータ)はSera(晩)に彼女の窓の下で歌う図を思い浮かべます。
 Mattinataも恋人の寝室の窓の下で口説くための歌なのです。違うのは明け方に寝ている女性を起こそうとするところです。「セレナータの早朝版」と言えます。夜討ち朝駆けで忙しいイタリア人男性、彼らは一体いつ寝るんでしょうね。

作曲者Amadei, Amedeo
(伊)1866.12.9~1935.6.16
 良く演奏される「海の組曲」など67の作品を4か国語で81出版しています。
 この曲は 作者60才の頃の曲と思われます。作者の温厚な作風を至るところに垣間見ることができる小品です。
 寺院の鐘の音を模したようなギター4小節の序奏は「朝がきましたよ」と知らせてくれる。やがて静けさの中にも鳥のさえずり、人の行き交いが見られるようになる。最後は再びギターの鐘の音がだんだんと小さくなって曲は終わります。
 1926年出版、2マンドリン、マンドラ、ギターの編成でした。
 他の「マッティナータ(朝の歌)」
ルッジェーロ・レオンカヴァッロが1904年に作詞・作曲した歌曲で、彼の最も有名 な作品です。テノールのE.カルーソーが歌っているのをYou Tubeで聞けます。(表紙)
作詩: パンツァッキ (Enrico Panzacchi,1840-1904)イタリア 歌詞:イタリア語
 作曲: トスティ (Francesco Paolo Tosti,1846-1916)イタリア


 梅原香里さんの“筑波大の卒業生有志によるギター・マンドリンのアンサンブルコンサート”
 2018-08?25 14:00 スタジオヴィルトゥオージ(新大久保)

 梅原さんの大学時代の有志でのアンサンブルコンサートに行ってきました。
 ギター独奏、二重奏、三重奏、マンドリン・チェロ二重奏など、お若い方達の盛り沢山な演奏、最後は13人メンバー全員の演奏で楽しく聴かせていただきまました。
 この日はマンドリンを弾いていた梅原さん、ギターを弾いていたご主人と何度も目を合わせて(見つめ合って・・・)演奏していたのがとても印象的でした!!