立川マンドリンクラブ会報 第65号2018.06.02発行
私の1日       
2nd Mandolin山岡 英子
  孫たちが隣りに住むのも考えものである。お隣でいいわねえ、お嬢さんも幸せねぇ、とよくいわれるが、娘の幸せは間違いない所だが、何せ全て「見えて」しまうのである。朝は時には孫たちの通園時間近くになっても、いっこうに窓のシャッターが開かない。幼稚園バスに遅刻スレスレで、朝っぱらから私は隣りに入り込んで、大騒ぎして何とか間に合わせる。午後早く、また幼稚園バスに乗って帰ってきた孫たちは、「ただいま~!」と、何の疑いもためらいもなく、バアチャン家に入ってくる。夕方のお風呂にチョッとの間帰って、再び夕飯を食べに親子でやって来る(そもそも私が呼んでしまうのがいけない・・)。
 そして私は元気なオバアチャンを演出するために、日々、養命酒(お酒ではありません)を飲んで英気を養う。
 そしてこの連休である。孫たちの「お泊りコール」に負けて、一夜3人並んで寝る。主人は別部屋に避難させる(ゴメン!)。翌朝ゴキゲンで目覚めた孫たちの間に寝ころがって朝のオシャベリに興じ、朝ごはん~昼ごはん。庭に花の種を蒔いて、ついでに土いじり。手つないで食後の散歩(その間主人は食事の後片づけ・・笑)。羽を伸ばしていた娘のもとに送り届け、また夕飯時にはやって来る。まあ、平日とさほど変わらない1日・・。かくして、週末のマンドリン合奏中の「居眠り」につながる。皆さま、指揮者さま、申し訳ありません。
 上の孫がこの4月から小学生になり、だいぶ手が離れたなァと感動すら覚えるが、年内にさらに2人、孫が増える予定がある。
 私の1日を書こうとすると、やはり孫に始まり、孫に終わる日々である。幸せとは、かくも体力のいるものか・・。