立川マンドリンクラブ会報 第64号2018.04.21発行
クラリネットという楽器       Mandola 田沢 一孝
 2月25日(日)のフレコン、皆様どうもお疲れ様でした。ソロあり、アンサンブルあり、パートごとの演奏ありで聴いていても十分楽しめました。一緒に演奏してくださった皆様、どうもありがとうございました。また、マンドリンやギター以外にもピアノ、バイオリン、オカリナとバラエティに富んだ楽器もあり、盛沢山でした。
 私はつたない演奏でしたが、トリオでクラリネットの演奏をさせていただいたので、今回はその楽器についてちょっと書かせていただければと思います。
 クラリネットを始めたときに最初にぶち当たる壁は、しっかりした音を出せるようになることでした。リード楽器は強い圧力の息でリードを振動させて音を出すのですが、息が弱いとスカスカした音、しわがれた音しか出ないので一苦労。逆腹式呼吸を習得していい音を出せるのに日夜努力でした。
 あと、よく「ピー」とか「ピキャッ」とかいうリードミスの音はかなり気を付けていても出てしまうのがこの楽器の難しいところです。(「クラリネットを壊しちゃった」の歌詞みたいですね。)
 クラリネットは楽器以外にもいいリードを選定することもよい音を出せる重要な要因となります。また、マウスピース(口をくわえる部分)によっても音色がずいぶん違ってしまうので、自分の好みの音が出せるマウスピース選びもしたいところです。
 クラリネットという楽器についてもう少し。オーケストラの楽器に仲間入りしたのはほかの楽器に比べて遅いほう(古典派の後のほうくらい)です。音色がまろやかなのであまり音量がないようなイメージを持たれそうですが、それなりに音量もあり、また弱音はオーケストラ楽器の中では最も得意と言われています。音域は3オクターブ半とも4オクターブ近くともいわれていますが、最高音域になると大変きつい音になるのでクラシックではあまり使用されません。全世界で使われている楽器の9割くらいはベーム式というフランスで確立されたキー(楽器についている金属部分で、押さえたり離したりして音程をコントロールする)のシステムの楽器が主流です。一部エーラー式というドイツ系のシステムもありますが、その辺になるとマニアックな話になるので省略します。あと、移調楽器なので楽譜に書いてある音と実際に出てくる音が違っていて、絶対音感のある方には違和感を覚えるかもしれません。楽器はオーケストラや吹奏楽では「B管」が使われ、クラシックではB管とともに「A管」もよく使われます。その他、高音域の「Es管」やB管のオクターブ下の「バスクラリネット」というのもあります。(クラリネットの親分みたいな楽器)
 クラリネットを含む曲では、モーツァルトとブラームスの「クラリネット五重奏曲」が比較的有名です。ブラームスとサンサーンスの「クラリネットソナタ」やモーツァルトの「ケーゲルシュタット・トリオ」、ドビュッシーの「狂詩曲第一番」など、CDやユーチューブでも聞けますので機会がありましたらどうぞ。
 クラシック以外ではジャズの曲でもクラリネットは使われ、私も一時期は習っていたこともありますが、その辺の話はまた別の機会に・・・。