立川マンドリンクラブ会報 第63号2018.01.07発行
定演を終えて       1st Mandolin 小島 久子
 ああ、終わった。今は、精一杯演奏できたという満足感と、温かな余韻に浸っています。
 6月の合宿で2ndから1stに移ってから、あっという間でした。以前に、短期間でしたが所属していた1stとドラの両方で挫折していた私には、1stへというお話を聞いた時は、不安がありました。でも、メロディーを弾くのは楽しそう、それに、河合さんといっしょにということでしたので、彼女といっしょだったら頑張れるかもしれないと、決心がつきました。河合さん、どうもありがとう。
 1stに入ってみると、やっぱり速すぎて指は動かず、高い音が多くて、とても難しかったです。でも、もたもたしている私に、指使いなどいろいろ教えてくださり、私も皆に早く追いつきたいと練習しました。今年の前半は2nd、後半は1stでお世話になりました。2ndでも難しいところがたくさんあって、まだ弾けないところがいっぱいでしたが、2ndで今までに教えていただいたいろいろなことが、1stに移ってからも、とても役に立っている気がします。1stでは、2ndの美しいメロディーや、難しかったところを懐かしく聞きながら弾いていました。今年の曲にはきれいなメロディーがいっぱい。
 例えば、「黄昏のワルツ」の、後藤さんの美しいソロに続いて皆が弾くところなど。1stと2ndのうっとりするようなハーモニー、すてきですね。
 でも、定演までになんとかと思っても、とうとう間に合わず、本番では皆の邪魔をしないようにと心がけました。実は、当日のリハーサルでは、楽譜上で迷子になったり、とんでもない間違いをしたりと、めちゃくちゃでしたので、本番では、気負わず普段どうりに、指揮を見よう、と決めていました。間違えたところなどありましたが、今の私の精一杯の演奏ができました。私、神経が太いのかも。
 お世話になった2ndのみなさん、辛抱づよく教えてくださった1stのみなさんや、演奏以外でも、いろいろ助けてくださった方たちのおかげで、楽しく演奏することができました。ありがとうございました。
 居心地の良いこのクラブで、これからも楽しく続けていきたいと思います。よろしくお願いします。