立川マンドリンクラブ会報 第63号2018.01.07発行
新しい仲間(30) 2017年       
50年ぶりの演奏会    Mandola 小林 金好
 1967年11月11日(土) 私の所属するマンドリンクラブの定期演奏会の舞台に、クラブ備品のマンドラを抱え緊張している私がいました。それから、ちょうど50年目になろうとする今年2017年11月4日、立川マンドリンクラブの第36回定期演奏会の舞台に自分がいました。またこのような舞台を経験できるとは...。
 長い中断後の3年前、地元で演奏を聞いたマンドリーノ青梅(現:マンドリーノ☆フィオーレ 会員11名)に、昔取った杵柄とばかり“エイヤーッ”と入会し、介護施設などでのミニコンサートに参加し始めました。
 活動を続けるうち、もう一度大きな舞台を経験したいと思うようになり、私の住む羽村から近い立川マンドリンクラブの練習を見学させていただきました。みなさんの演奏技術の高さに“ついていけないかも”と一抹の不安を抱きつつも、その日のうちに入会の申し込みをしてしまいました。
 私は来年、古希を迎えます。50年前のドラ息子から、一気にドラ爺になってしまいましたが、向上したいとのモチベーションはまだまだ衰えていないと感じております。
 厳しくも、お手柔らかなご指導、今後ともよろしくお願いいたします。


もし、誘われていなければ    Guitar 原島 正志
 8月にギターパートで入部しました原島です。
 私とマンドリンクラブとの出会いは大学1年の時。
 大学に入学する2~3か月前にNHKでマンドリン演奏を放送していたのを見たのですが、その聞いた音が各サークルが新入生を勧誘している場所で流れており、ふと足を止めたのがきっかけです。
 もし、その時マンドリンクラブの人に勧誘されていなければ・・・
 もし、定年退職したあと30年以上弾いていなかったギターを弾き始め、それを知った友人がある社会人団体のマンドリンクラブに誘ってくれなければ・・・
 もし、その団体で大学の先輩に会い、立川マンドリンクラブでも一緒に演奏してみないかと誘ってもらえなければ・・・
 積極的に行動をしない性格の自分に対して背中を押してくれた人たちがいなかったら、今ごろ退屈な日々を過ごしていたかもしれません。
 誘ってくれた人たちに感謝!感謝!です。

マンドリンとの出会いと定期演奏会の感想   2nd Mandolin 多田 寛

 私とマンドリンとの出会いは大学時代にさかのぼります。
 学内を歩いていたとき、ある教室からとてもきれいな音色が聞こえてきます。どんな楽器だろうと覗いてみると、ギターやベースのほかに、これまで見たことの無い楽器が目に入ってきました。あとで、その楽器はマンドリンだと教えられましたが、その時の心安らぐ音色は今でも記憶に残っています。
 楽器を弾く経験は全くなかったのですが、以前から「何か楽器演奏が出来れば楽しいだろうな」と思っていたので、早速マンドリンクラブに入部することを決めました。
 入部当初は、初歩的な楽典の習得とマンドリン教則本で練習をしました。マンドリンを弾く楽しさもあって、良く練習しましたが、最後まで満足に弾けない曲には悔しい思いもしました。しかし、自分なりに充実感があったことを覚えています。 四十数年間のブランクのあと、今年の7月、縁あって立川マンドリンクラブに入部させていただきました。
 定期演奏会では、久し振りのステージにとり肌が立つ思いでした。大勢の観客を目の当たりにしたことも、それに拍車をかけます。しかし演奏が始まり、プログラムが進んでいくうちに、次第に気持ちが落ち着き、フィナーレでは何とも言えない清々しい気持ちに満たされました。とても楽しく、心地良い体験をさせて戴きました。皆さん本当に、ありがとうございました。
 入部して半年近くになりますが、まだ数人の方の名前しかわかっていません。一人ひとりの名前を覚えるごとに、クラブの一員としての自覚が増してくると思いますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。