ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、 かつ消えかつ結びて、 久しくとどまりたるためしなし。 世の中にある人とすみかと、 またかくのごとし。 (方丈記 作・鴨長明より引用) 「森田さん、『僕が来た』と言う事はあまりいい事ではないのですが・・」と鹿野代表 「えっ?いい事ではない?何?なに? (ドキドキ・・)」と心の声 「立川マンドリンクラブに入会して10年になります。Tremoloに何か書いてください」 振り返って見た。 眼鏡が1つ2つ・・そしてまた1つ新しいのを作った。 眼鏡が必要なかった頃2ndを弾いていた。組曲「惑星」より“ジュピター” そして「海の組曲」・・ 眼鏡を作った。Dolaを弾いている。 父が、義母が「うたかた」と消え、地震・自然災害が多かった10年。 友人達は、介護の荷が下り、これからに備え「出来る時に」と今を楽しんでいる。 日常を、平凡な日々を積み重ね楽しみながらの今まであり、これから先でありたい。 朝に死に、夕べに生まるるならひ、 ただ水の泡にぞ似たりける。 知らず、生まれ死ねる人、 いづ方より来たりて、 いづ方へ去るか。また知らず。 (以下略) (方丈記 作・鴨長明より引用) 眼鏡を新調しつつ河の流れが大海へ、「いづ方知らず」へ流れるまで、Dolaを弾いて行く。(と思う、そうでいたいと思う) |