立川マンドリンクラブ会報 第61号2017.06.17発行
3度目の出戻りです   1st Mandolin 相川 裕子
 1stマンドリン担当の相川です。いつもお世話になっております。
 2003年から入部し、15年も続けてこられたのは立川マンドリンクラブの温かい雰囲気と合奏の楽しさのお陰です。とは言っても、実は私、3度目の出戻りです。
 8年前に日野から高円寺に引っ越して休部しながらも何とか続けました。2009年のピアノ伴奏の際は皆さんにご心配おかけしましたが、自分自身エキサイトした良い思い出です。
 6年前、父が病に倒れて中断し、また3年前、母が介護を必要になりまた中断しました。その度に豊田さんたちの熱い温かいコールがあり、今日の長いご縁になって本当に感謝しています。
それと共に私はやはり音楽、とくに合奏が好きなんだとつくづく思います。合奏のきれいな音色のハーモニーや掛け合いは心が華やぎます。そして私は指揮者や皆さん達と音楽を自分達の曲想に作っていく練習の過程が大好きです。母や仕事で毎回は出られないのが残念です。
 演奏会当日はベートーヴェンも映画音楽も、私達が演奏したらこんな感じになるから聴いてと思いながら演奏していました。迫力に欠けて苦い思いもしたりしますが、それでも私達の思いの丈は聴衆に伝わるのではないか、巨匠の音楽をもっと身近に感じてくれるのではないかと思っています。
 ある健康番組で、脳にとって良いことは
 3H(Head, Hand, Heart)
を同時に使うものと言っていました。まさに楽器演奏は3Hに当たります。
 特に合奏は、
 3H+C(Communication)
 だと思います。私はこの健康的で楽しい音楽のコミュニケーションを、体力の続く限り続けていきたいと思います。皆さんこれからもよろしくお願いします。


    ピアノ:ウイーン1821年製    →  → → →→
ベートーヴェンと奈良場さん(トレモロ57号)が弾いたピアノ
参考:ベートーヴェン1770~1827(肝硬変、苦痛を和らげるためワインを多飲)