立川マンドリンクラブ会報 第56号2016.04.10発行
二度目の定年退職      1st Mandolin 川名 健二
 50年間活動してきた東京都庁マンドリンクラブを昨年11月、第49回定期演奏会をもって退部いたしました。退部の理由は練習場所である都庁舎に退職OBが出入りすることが厳しくなったからです。
 立川マンドリンクラブも練習場所を確保するのは大変だと思います担当されている方ありがとうございます。立川マンドリンクラブの良いところは会則があり毎年総会をやり開かれたクラブ運営をやっているからだと思います。50人もの部員を保っていることは凄いことです。
 昨年消費税が24万円のマンドリンを購入しました。1920年製のエンベルガーです。マンドリンはヴィナッチャとカラーチェがよく知られていますがエンベルガーは現在製作されていませんので、オールド楽器でしか存在しません。1971年製のカラーチェや2011年製の落合大悟郎S-Sより弾きやすいです。合奏用より独奏向きの楽器だと思います。
 立川マンドリンクラブの定期演奏会も素晴らしいのですが、訪問演奏(デリバリー)の回数が多いですね。老人ホームで一緒に合奏して、楽しく演奏できるのがとても楽しいです。
 またフレンドリーコンサートではソロや小編成のグループ演奏が楽しいですね。昨年のフレンドリーコンサートで私のマンドリン独奏曲は「スペイン風綺想曲」でした。これは44年前日本マンドリン独奏コンクールの本選の自由曲で使用したものです。今年は「幻想的円舞曲」演奏しました。これも関東地区予選の自由曲でした。マンドリン独奏曲を仕上げるには相当のエネルギーが必要ですね。
 都庁を定年退職して、某信託銀行に再就職していましたが、今年の6月で定年退職になります。もう仕事はやりません、残り少ない人生を遊んで暮らそうと思っています。