休部願いを申し出て3ヶ月になりました。(この原稿が出る頃は5ヶ月後と思います)みなさま、 お元気でしょうか?クラブから距離を置いた事で、今までお世話になった4年間の楽しかった事を思い出しています。
「入会有無に拘らず見に来て下さい。」との代表のお話でGのパー練と午後の合奏練習を見学した時の事でした。29回定演の直前練習で印象はとても良く、終了後、「貴方を紹介するから・・」と代表が前に出られ、「紹介します。ギターを弾いている星さんです。本日見学に来られ、入会することになりました。」と私の方にさっと顔を向けて、「よろしいですね?」。私は突然の事でドッキリ。(もう入会決定?)話の流れから断れる筈もなく、迷っていた私に代表の手の引き方は見事でした。勿論、当日即入会の挨拶となりました。帰宅して妻に報告すると「えっ もう入会?」。代表の対応を説明し終わると、夫婦で笑ってしまいました。 音楽を創る事、弾く喜びは勿論ですが、実は、練習で他に楽しみがありました。大きな音で間違うと河邊さんと小池さんが「またか?」と振り返るのです。首を大きく後方に捻り「しょうがないなぁ」という表情。実はお二人のこの表情が私の楽しみのひとつでした。「でかい音はいいこと」とGの諸先輩に言われた事もあり、大きな音で間違えても楽しいGパートの練習でした。特に小池さんは、私の音が聞こえる席なので、首をよく捻っておられました。今はいかがでしょうか?心労が減っているのではと思います。 2年間受け持った合宿係はメンバーに恵まれ、たくさんの方とお話が出来て私のまり役でした。また係の仕事には面白みがありました。集金作業の簡略化(手の抜き方の工夫)、ビレッジ側とラジヲ体操の場所確保のため交渉。(堂々とラジオ体操をしたい)、食堂シェフとの人員増減の対応等、その節は、さまざまな方々のご協力もあり合宿業務を楽しませて頂きました。 交響曲のパートを初めて弾いた事から、管弦楽を興味深く聴けるようになった事は、今の私の楽しみのひとつになっています。朝の目覚めの時には、ツァラトゥストラはかく語りき、マイスタージンガー、タンホイザー、ローエングリンを流しながら起床。休日書類を読んだり資料を纏めたりするときは、バッハの平均律クラヴィーアBWV846~(ピアノ リヒテル、 デ・ラローチャ、 アファナシェフ CDを所有)他 マーラー ブラームス チャイコフスキーの交響曲を静かに流しています。気に入った曲は、国内外の出張にも持ち歩いてホテルで聴いています。曲を探す楽しみにも時間を割くようになりました。 休部してから、音楽を作る過程に拘れなくなった事は残念ですし、楽器に触る時間は大きく減り、楽譜を見ていた時間は、出張等、仕事に振り替わっていますが、ギターには少しでも触るようにしています。カルカッシ22番は練習曲として最適で、特にゆっくり弾く事で、短い時間でもスケールの練習、アルペジオのバランスの確認、左手のスラーを鍛える事が出来るようで地道に続けています。また時々透明感のある音が出たりするので、休日の隙間の時間や、仕事の合間にギターを弾いています。これも以前とは異なる楽しみ方のひとつになりました。 最後に、もうすぐ定期演奏会を迎えると思います。選曲が早かったので今年の演奏会は以前にも増して楽しみです。頑張ってください。今回は客席から聴くことになると思いますが、これもまた楽しみのひとつになりそうです。 |