昨年 4 月 15 日、突然の訃報に驚くばかりで事実を受け止めることができませんでしたが、栄一さんが亡くなられて早一年が経つのですね。
栄ちゃんは、第14回の「おもちゃの交響曲」でカッコウを吹いてくれたのがデビューだったと思います。初めてなのに緊張したそぶりを見せず、堂々としていました。 第15回のアンコール「ドレミの歌」では、音符のプラカードを作成してくださり、曲に乗せて自らそのカードを上げてくれたのです。お客さんのサプライズと笑いを誘い、とても和やかで楽しい演奏ができました。 それからマンドリンを弾くようになってマンドラへと…第15回定期演奏会のプログラムのメンバー紹介でのコメント「舞台裏はイキイキ!合奏はオドオド、5か年計画でドラに移籍したいと密かに思っている」を実現させました。そして、その後も裏方を担当してくださって大変だったと思いますが、嫌な顔ひとつせずイキイキと動いてくれました。 栄ちゃんとは、いろいろなところへ一緒に行ったことを思い出します。車の運転をいとわず山梨までほうとうを食べに連れて行ってくれたことがあります。お互いに猫舌でしたので食べるのにフーフーしました。また、横浜のラーメン博物館では、少しずついろんな ラーメンを分けあって食べました。クラブで企画した釣り大会(もっぱら五日市の国際マス釣り場)では、飲み込んだマスの針を取るのはいつも栄ちゃんでした。私が針の外し方に苦労していたので、どんなに嬉しかったことか!そこに椅子とテーブルを準備してくれ てバーベキューをしたのですが、火をおこしてくれたのも栄ちゃん。残ったマスはご夫妻共同で燻製にしてくれました。クラブで主催したスキー大会、栄ちゃんはスキーが上手かったな~。 また、栄ちゃんは調理師の免許をお持ちで、お料理をいただいたことがありました。合宿には手作りのおつまみを差し入れしてくれましたが、ピリ辛大根は絶品でした。 毎年9月には私の誕生会を企画してくれました。もっぱら居酒屋ですが、一度はさゆりさんのお誕生会に素敵な西洋料理に招待してくれましたね。あのフォアグラの味は、今も忘れません。なんか食べる話が多くなってしまいましたが…。 胸にぽっかり穴があくとは正にこのことです。みんなに愛される優しい栄一さん、たくさんの楽しい思い出をありがとうございました。 |