立川マンドリンクラブ会報 第51号2015.01.18発行
始まりは「恋のバカンス」     Mandolin Cello 粟屋 淳子
 定期演奏会も4回目、そして今回はチェロパートとして初参加となりました。
 思い起こせば今から一年前の12月の練習日。前半の合奏で「恋のバカンス」をやった時、チェロパートが誰もいなかったので、何とも味気ない曲になっていました。
 後半古田さんが遅れて参加し、最後にもう一回「恋のバカンス」を通したら、今度はバッチリ。やっぱりチェロはいいなあと思いました。昔からハモることが好きで、1st.でメロディーを弾いていながらも、合奏の醍醐味はやはり中低音かなとも思っていました。ちょうどその日 は忘年会。お酒も進んだ頃「恋のバカンス」の話になり、何でもすぐ実行に移したい私は、まずはフレコンでチェロに挑戦することを決心。さらに、古田さんのチェロをその日に借りて帰りました。それ以来 へ音記号 の世界へと足を踏み入れていきました。
 立川マンドリンクラブに 1st として入団した当初は、定演三回目までを一つの目標にしていました。実家の納戸に眠っていた高校時代のマンドリンは、「一応音は出る」程度のものだったので、本当は新しい楽器が欲しかったのですが、三年続いてから次のステップとして考えることにしていました。結果的に、さゆりさんがご厚意で貸してくださった小振りの素敵なカラーチェのチェロが、私の第二のステップの楽器になりました。
演奏会当日、舞台の最前列に座ると知り、とても緊張しました。しかし、三人の賛助の方のおかげで、普段は「古田さんの音と私の音」ですが、当日は「チェロパートの音」になっている感じがして、楽しく演奏できました。人数が多いといいですね。
 しばらく少人数パートの状態が続きそうですが、たくさん練習して早く戦力になれるよう、頑張ってやっていきたいと思います。