立川マンドリンクラブ会報 第482014.04.13発行
Paradiso を提案しました     1st Mandolin 豊田 さゆり
 Paradiso(パラディーゾ)   武藤 理恵 作曲  「Paradiso 武藤理恵作品集」CD 解説より
 地上から空へまっすぐ伸びる一本の道。何かに誘われるように踏み出すと、今まで重かった足は軽くなり傷ついた背中には翼が生えていた。やがて目の前に扉が現れる。そっと押し開けるとそこは・・・。深い森・色とりどりの花・豊かな水。すべての生き物たちの営みが輝く。武器を捨てた兵士たちが微笑み合う。遠くの方で懐かしい人々が手を振っている。体や心の痛みから解き放たれ、悲しみの涙は喜びの涙に変わっていく。
 そう、ここは「Paradiso(:楽園)」

 去年川越 MC で演奏して、印象がよかったのと弾いていて気持ち良かったので、この曲を提案しました。最近は考えられない事故、自然災害が頻繁に起きていて、明日何があるか解らない時代になってきました。若くて、働き盛りで、元気な方が突然亡くなった話を身近でも良く聞きます。栄一が亡くなった年にこの曲を演奏するのも何か意味があるのでしょうか???
 この曲を聞いていただく間だけでも、お客様の気持ちが安らかに癒されるように心を込めて演奏したいと思います。それには、まず演奏者の気持ちが豊かで、大きく、安らかにならないといけませんね。

ハワイアン音楽との出会い     2nd Mandolin 樺 沢 啓 二

 昭和30年に私が就職した頃にハワイアン音楽が流行しはじめて、いくつものバンドが各方面で演奏されていました。会社帰りとか休みの日には好く聴きに行っていました。そのうちにすっかりハワイアン音楽のあのスチールギターの音色の虜になってしまいました。
 自分でも弾いてみたい気持ちになり早速ギターを買い込み練習を始めました。石の上にも三年、どうにか弾けるようになった頃に仲間も見付かり、ハワイアンバンドを結成することが出来ました。
 それから数年活動していましたが、仕事も忙しくなり音楽どころではなく解散しました。あれから40年、定年を迎えたので立川マンドリンクラブに入部して又音楽を楽しんでいました。
 しかし、どうしてもスチールギターが弾きたくて、クラブのメンバーから有志にお願いして練習を始めました。その頃偶然にもクラブの古田さんから紹介されましたウクレレのバンドに現在は所属していまして4年目になりました。いまでは公民館祭りや路上ライブ更に老人ホームなどで演奏しています。
 来年もフレコンが有れば、その場を借りてハワイアン音楽を披露できれば嬉しいです。