立川マンドリンクラブ会報 第43号2013.01.19発行
新しい仲間(23)
Mandoloncello 稲葉臣哉さん

 クレッシェンドは悲しみに満ちて
 桜、散る。
全てあいつが悪いんや。
そう、あいつが。

弾き込みが足りていない中、比較的順調であった。
多少のミスはあるものの、順調にクライマックスに。
自分で言うのもなんだが、なかなかのクレッシェンドだった。
(ふっふっ、どうや、この音量と音質。)
あまり覚えていないが、こんなことを思って
悦に入っていたはずだ。
その直後、それは起こった。
そう、あいつが。
いなくなってしまったのだ。
こんな大事なときにどこに!?
あぁ、お前抜きで俺はどうすればいいんだ。
(調子に乗って、譜面見失っただけ。)

20小節くらい何となくファとミを弾きながら
探ってみた(当然あってるわけない)が、
周りのアクセントでやっと現在地を悟る始末。
(げっ、もう終わりやんか!)
fpクレスのところはちゃんと弾きましたよ。
  そう、悲しみに満ちたクレスを!

はっはっはっ(笑)
・・・・・

ごめんなさい。

あっ、申し遅れました。チェロ、稲葉です。
こんなやつですが、よろしくお願いいたします。 リュートとギター
Christof Koch, ベネチア,1650 ベルリン楽器博物館蔵