立川マンドリンクラブ会報 第35号2011.1.8発行
第29回定期演奏会に参加してMandocello 賀来伸好
 それは1通のE-MAILから始まった…
 昨年の2月、コンミスの豊田さんから「立川で弾きませんか」とメールが舞い込みました。豊田さんとは大学の先輩後輩にあたります。
 私が新入生で、マンクラ新入生は、3年生の方からODELLを教えてもらうのですが、その1人が豊田さんでした。
そして一昨年は、日大マンドリンクラブの50周年記念演奏会に出演していただきました。このとき私はその実行委員をしており、出演依頼に快くOKしていただいたうえ、活躍していただきました。
 そのご恩返しと、立川のメンバーの方何人かとはステージをご一緒したことがあり、出演させていただくことにしたのでした。
…何曲です? 難曲です
 「『雨の世界』『Beyond the Skies』は決まっています!」
私は、現代邦人作曲家の曲はほとんど演奏したことがなかったのですが、この2曲は幸い昨年の日大の定演で耳にしたことでもあり、まあ大丈夫かな~と思っておりました。
しかし、古田さんから渡された譜面を見てびっくり。
 ホ長調、ただでさえ♯が多いうえに臨時記号だらけ。初めて弾いたときはその音にどうにも馴染めず、これはチューニングが狂っているのか、自分が間違っているのか、ついには楽器が狂ったのかと何回も譜面と運指を見比べたものです。
 これは早めに合奏で慣れていくしかない、と自分のアンサンブルの演奏会(地元神奈川で「アンサンブル青葉」に所属しています)と神奈川マンドリンフェスティバル終了後すぐに立川にお邪魔しました。
 初めての高松学習館。全く初対面だったのにもかかわらず、バカでかいセロケースのおかげかすぐに鹿野さんはじめ立川の皆さんに快く迎え入れていただきました。
お声掛けしていただいた皆さん、どうも有難うございました。
 さて、席に座ると次から次へと新しい譜面を渡される。知っている曲あり知らない曲あり、はて一体何曲やるのだろう?ここはひたすら練習するしかない!…とトレモロ第26号に記載の豊田さんの記述通り、新しいメトロノームを買い込み、練習に励みました。 ときには「よし皆をびっくりさせてやるぞ」と意気込んで練習した曲が、実はもう練習されなかった、なんてこともありましたが。
 そして定演へ…
 この半年余りの練習期間は、あっという間に過ぎ去ってしまいました。 立川まで、始めは南武線で来たのですが、結構時間がかかるのと何せ楽器が重い(セロ自体ではなくケースがデカく重い)ため車で来ることにしました。
皆さん、試しに道路地図を開いてみてください。私の住んでいる横浜市北部から立川まで直線ルートはありません。頼みのカーナビは『高松学習館』ではヒットせず、地図からうろ覚えの場所をままよと入力し導かれるまま1時間。何度か通って今ではすっかりルートを覚えてしまいました。
 そして、定演。実は定演直前には、台風14号襲来など、行けないときがありました。 私としては練習不足の感が否めず、古田さんに相談したところ、「定演を楽しんでください」と励ましていただき、おかげ様で当日は「定演を楽しむ」余裕を取り戻すことができました。
 さて今回の演奏ですが、「私が弾いて本当に良かったのか」という反省が常に付きまとっています。私が入ったことによって、かえって指揮者・各パートリーダーを始めとする皆さんに要らぬご心配をかけてしまったのではないだろうか、そして出来は?先ほども触れたように、もう少し弾きこんでいればもっと良い演奏ができたはずです。
この点、謙虚にお詫び申し上げます。
次に舞台をご一緒するときには「賀来がいてくれてよかった!」と思っていただける、そうお約束をして、今回のご挨拶とさせていただきます。
立川のみなさん、どうも有難うございました。