アントニオ・シノポリ(1878~?) ブエノスアイレスのサン・イシドロ生まれ 23歳よりサグレラスに就いてギターを学び自作編作が多数あり、楕円形のサウンドホールと特殊な内部構造を持つシノーポリ型ギターの設計でも知られる。 (どんなものか?写真がないです) |
ルイゼ・ヴァルカー(1910~?) ウィーンに生まれ、 最初ヨゼフ・ツートに、ついでヤコブ・オルトナーに師事、13歳でデビューし、後にハインリッヒ・アルバート及びミグエル・リヨペートにも学んでいる。 国際音楽院のギター科教授であり、アニド、プレスティと並んで現代女流三大ギターリストとして名が高い。 |
イダ・プレスティ(1924~1967) フランスの誇る閨秀ギタリスト、十才でパリのプレーエル・ショパン楽堂で初リサイタル、天才少女として絶賛された。 夫君のラゴヤとともに二重奏を主とした演奏会を行い好評を博している。(43歳で逝くなんて、あまりにも短いですね) |
ジークフリート・ベーレント (1933~1990)ドイツ人の父にラトビア人を母に生まれ。 ベルリンにおける第20回国際ギター音楽会議を主催成功させた。 |
ナルシソ・イエペス(1927~1997)南スペインのロルカ生まれ。 4歳からギターを始め、サンイス・デ・ラ・マーサに師事する。 1947年「アランフェス協奏曲」でデビューした。従来の六弦ギターの全音に倍音を生じさせるため十弦ギターを考案し、製作家ホセ・ラミレスにより作成された。 調弦は⑦=C ⑧=B♭ ⑨=A♭ ⑩=G♭ となっている。 (2度ステージを見た。音の大きさ、右手の強さ、左手は親指さえ押さえに使うな、もう圧倒されました。2度のアンコールに応え、最後に嫌がらず「愛のロマンス」を弾く、”気のいい優しいおじさん”に思えました。この写真と十弦ギターについては、そのときのプログラムから使う。亡くなっているのですね) | |
ジュリアン・ブリーム(1933~) ロンドンのバッターシー生まれ。 タルレガ、プジョールの教程を学び、1955年ハリエット・ミーエン国際音楽賞を受賞した。 ギターの他リュートにも優れ、セゴビアもブリームのリュートを賞賛している。 (ジュリアン&ジョンの二重奏がYouTubuでも見られる、年も性格(奏法)も違う二人が何故か心地よい演奏です。) |
ジョン・ウィリアムス(1941~) オーストラリア人の父に中国人を母にメルボルン生まれ。 セゴビア門下の逸材、8歳でラジオ放送を行い、1952年ロンドンに移ってセゴビアに認められ、レッスンを受ける。 (成人の顔を知っているせいか、この写真なぜか笑える) |
ロリータ・タゴール(19??~) イタリアのゼノア生まれ。 インドの詩人で作曲家のラビンドラニート・タゴールの姪、17歳よりギターを始め、ルイジ・モッアーニの学校に学び後にはエミリオ・プジョールにも学んでいる。 1950年10月ミラノで行われたコンクールに入賞して真価を認められる。 |
ギターの材料について
■表面板--ギターの良否を決定する最も大切な部分で、赤松を使用する。木目が細かく、真直に通ったものが良材で、ドイツ産は定評がある。
■側面/背面板--パリサンドル、またはハカランダが最もよく用いられ、産地によって等級がある。ブラジル産のパリサンドルがよい。
■棹---セドル(檜の一種)が理想的で、これはキューバ産が一級品。
■指板---エボニー(黒檀)紫檀、パリサンドル等を用うるが、アフリカ産のエボニーは最高級品である。
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