立川マンドリンクラブ会報 第32号2010.4.25発行
アマチュア室内楽フェスティバル2010Guitar 河邉敬之
 みなとみらいアマチュア室内楽フェスティバル2010に行ってきました。毎年応募だけはしていてるものの、なかなかお声がかからず、前回ACFに参加してから、かれこれ10年になります。実は、今年も落選と思っていたので、びっくりでした。
 ただ、参加依頼が来たのを聞いてまずは、「大丈夫か?」と言うことが頭をよぎりました。
なにしろ、△高津さんの顔をずいぶん見ていない。△その後全く練習していない。△持ち時間が、7分(原曲は15分)。△そもそも、本番までに何回全員が集まれる?  といった問題が・・・
 しかし、持ち前の「まあ何とかなるんじゃない」という楽天的発想で準備を始めました。
 まず、第一の問題は、高津さん。彼が来ないことには、話しにも何もなりません。が、なんとか時間を作ってくれるということでクリア! これで、問題の半分は解決。
 次の問題は、「その後全く練習していない」ですが、持ち時間が7分ということで、半分を削る必要がある・・・という名目の元、難しいところをきれいさっぱり削除。これで、8割方解決!!(とは言っても、さゆりさんと高津さんの掛け合いなど相当難しいんですよ)
 あとは、少ない練習でいかに集中してまとめるか・・・
このメンバーなら、普段ならほとんど練習しなくても気にならないのですが、さすがに、本番までに全員が集まったのは、1回程度と不安全開のまま本番当日を迎えることになりました。
残すは、「本番前の練習」ってことで・・・大丈夫?
 本番当日は、冬ばれの良い天気。気温も若干高めで、よかった よかった。始めて行く「みなとみらい」の駅のハイカラなこと。。。大きなスヌーピーを横目に見ながら、みなとみらいホールってどこだ?どっから入るんだ?ってな感じでうろうろ・・・完璧な「おのぼりさん」でした。
 ホールに着いて係の人に控室まで案内してもらったのですが、その時にその係の人いわく「プロべル立川は、(毎年応募してくるので)ACFの関係者の中で知らない人がいないグループです」との言葉に、一同びっくり。確かに10年以上前から毎年懲りもせず、応募するグループなんてそんなにはないでしょうから・・・継続は力なり の格言を実感した瞬間でした。
 本番は、11団体中 2番目。出来は・・・個人的にはあまり(と言うか、とっても)満足できるものではなくちょっとがっかりでしたが、お客さんがどう感じたかが重要だ・・と思い直して自分を慰めています。(頑張りすぎ・気合の入りすぎ・・もっと軽く弾きたかった…練習不足の賜物…?)
(DVDを購入することにしているのですが、見るのが怖い・・・)
 しかし、他の団体の演奏を聴くと、10年前と比べるとずいぶんレベルが上がっているように感じました。殆どプロ並み・・・。審査員の人も言っていましたが、アマチュアのレベルの高さには本当に驚かされました。
 今回のACFの練習のために全体練習の時間を何回か削っていただき、申し訳なく、同時にとても感謝しております。また、遠方にもかかわらずとてもたくさんの方に来ていただきましたこと、ここであらためてお礼を申し上げます。
 今後は、立川マンドリンクラブ の中でのこういった小編成の活動は難しくなってくると思いますが、チャンスがあればまたトライしたいと思います。