立川マンドリンクラブ会報 第28号2009.04.05発行
やっぱり音楽が大好きMandolin(休部中) 小島久子
 こんにちは。マンドリンクラブを休部して2年半になります。今は、毎日母の介護をしています。介護をはじめたころ、母の知っている昔の歌などを時々マンドリンで弾いてあげましたが、母は以前のようには喜ばないので、もうあきらめてマンドリンに触れることもなくなってしまいました。時々、「今ごろ、クラブでは皆で楽しく練習しているかなあ・・・。」なんて思うこともあるのですが、練習に参加する余裕もなく、すっかり遠のいてしまいました。ふだんは、家で時々音楽CDを聴くぐらいです。
 そんな中、昨年12月に子供3人が久しぶりにそろいましたので、母にショートステイしてもらって、皆で、トロンボーンアンサンブル、ベートーヴェンの第九、吹奏楽、ピアノ、そしてミュージカルと、ふだんの分を取り戻そうと聴きまくりました。母に申し訳ないなと、心の中であやまりながら。マンドリンを聴く機会はありませんでしたが、演奏を聴いていると、その中に浸って何ともいえない幸せな気持ちになります。ああ、私はやっぱり音楽が大好きなんだと、あらためて思いました。
 そうそう、昨年6月にボストンとニューヨークに行く機会があったのですが、ボストンでは、なんとジャズバーでマンドリンの演奏を聴いたのです。私たちの弾いている楽器とはあまり形は似ていず、ペチャンコの現代風(?)の形でしたが、音色はマンドリンでした。いろいろな楽器といっしょの演奏で、ヴォーカルもあり、楽しかったです。ニューヨークのマンハッタンの南端では、でかいマンドリンのオブジェを見つけ、記念にパチリ!やっぱり、私、マンドリンが大好きなんですね。
 事情が許せば、また練習に参加させていただきたいと思っています。怠け者の私は、自分ひとりではなかなか練習できませんが、皆さんの中にこっそり混ぜていただけたら、まわりの人たちのきれいな音を楽しみながら、気持ちよく弾けそうな(いや、座っていられそうな)気がしています。その時には、どうかよろしくお願いします。