立川マンドリンクラブ会報 第26号2008.11.01発行
コンミスの想い~合同サマーコンサートを終えてコンサート・ミストレス 豊田さゆり
おかげさまで8/2(土)、合同サマーコンサートを無事終えることができました。
そこで感じたことを含め、今度の演奏会へ向けての考えをお伝えしたいと思います。

1.皆さんに感謝
今回の合同演奏会では川越の方初め、皆さんにお世話になったなー というのが一番の感想。私は任せっきりで何もしなかったような・・・
会場確保、細かい準備、手配、各団体への細かい連絡、PR、舞台配置、舞台進行、合同演奏の練習場所、楽譜、
そして譜面の細かい指示、練習時の音源、当日の進行、そして写真&CD等きりがありませんが、打合せはメールのやりとりのみで良くできたと思います。中心になって頂いた方(石井さん、澤田さん、千葉さん、そして新座の方、ラスの方等)、そして鹿野さん初め皆さんに本当にお世話になりました。と言いたいです。

2.やはりやらねば!
演奏会後の打ち上げで、少しですが他団体の方とお話をすることができました。
特に川越は面識のある方ばかり(同じ高校の先輩や後輩)だったこともあり、川越MCの様子等の話も聞くことができました。川越のカバレリアは指揮者より、コンマスの思い入れが強かったようです。その話や当日の舞台や舞台裏で色々駆け回って動いてくださった方々を見て感じたことは・・・
演奏会では
「まず自分から動くこと、心配りをすること、そうすれば自然と周りに伝わる。」
良い演奏にするには
「指揮者を筆頭に、指導的立場の方がドンドン指導すること。まず個人の自覚から」

演奏は、何も言わなければ(言われなければ、自覚しなければ)練習しないし、それ以上良くなりません。いつも思い出して終わり=指揮者の嘆き
大切なことは(OOOがダメ)ではなく、(どうすれば良いか、練習方法)を含めて指導する ことだと思います。
何もしなければ始まらない・・・なので、私はなるべく気づいたら指導(=指摘)するようにしたいと思います。うるさいと思われても、私が言わなくて誰が言う?逃げないでみんなの良い演奏の為だ と考えて、進めていきたいと思います。
そして、みんなに[練習してほしい]と思ったら、先ず自分が練習することから始めたいと思います。

3.演奏会に向けて
曲の完成度、演奏会の準備、等色々ありますが、演奏面に関して個人的に納得のいく演奏会にするにはどうしたら良いでしょうか?。
  (1)まず、自分の苦手部分を把握する。自覚する。
   先ずメトロノームと一緒に練習して、自分のリズム感を知る。
   何処(どの部分)が苦手かを把握できたら、どのような練習が良いか(合っているか)、 工夫する。
   パートリーダーに相談する。
  (2)やはり練習、効果のある練習が一番。ダラダラ練習は効果ありません。
   基本をしっかり、特にリズムは大切。
   先ずメトロノームと一緒に練習する。
   リズムが把握できない場合は、歌ったり、手を叩いたりして身につける。
  (3)自分なりの練習方法を見つけ、目標をつくり、達成のために努力する。
   目標は例をあげれば
   好きなこの曲だけは弾けるように。
   メロディだけ、又はこの部分だけは弾けるように。
   澄んだ綺麗な音を出す。大きな音を出せるようにする。
   とにかく楽しんで乗って弾く。
   弾いてるふりを身につける・・・・ 体を動かす・・・
   何でも良いので、自分の目標をつくり、それの達成のため努力して下さい。
  (4)そして自分の演奏者としての役目は何か?を考える。
   例をあげれば
    ・パートリーダーはパートをまとめること、演奏ポジション等弾き方を統一する。
     みんなの手本になること。
    ・そうでない人は、最低限の練習(音取り位)をして、合奏に入ること。
     指揮者、パートリーダーの指導を素直に聞き、メモし、曲作りに協力すること。
     (金メダルの北島選手は子供の頃、良く先生の教えを素直に聞いたそうな・・・
       上達したかったら先生の言うことを聞きなさい!。が印象的でした。)

今までの経験で思うことは
  ・進歩は階段的に進む。全然進歩しない時もあるが、ある日上達を感じる。
  ・一生懸命練習しても弾けない時がある、それでも練習。→次回の練習の時には弾けるようになっている。
  ・頭が楽譜を忘れても(譜面の迷子になっても)、耳や目、指が覚えている。
  ・耳や目を頼りに弾く時や指が勝手に走る時もある。
  ・演奏失敗したらどうしよう・・?=心配を消すには、それをはね除ける練習しかない。練習したという実感、そしてそれが自信につながる(つなげる)。

そして確実に言えることは
  「練習量は曲の完成度(自分なりの完成度)と比例関係にある。」です。

一生懸命やれば、結果(充実感)は自然とついてきます。
演奏会後の打ち上げで、みんなの清々しい笑顔がたーーーーくさん見えますように。
美味しいビールが飲めますように。
みんなでがんばりましょう。

余談ですが
オリンピック選手のインタビューでは自分のことより、お世話になった方、コーチ、家族、そして応援して下さった方々に向けての感謝の言葉で一杯でしたね。
 それ以上に個人的には相当辛かったでしょうね。感謝は常に忘れてはいけませんね。