立川マンドリンクラブ会報 第22号2007.11.03発行
andoloncello&Liuto modernoパートの紹介古田 栄治
「Mandoloncello」は、「マンドセロ」とか「マンドロンチェロ」とか「チェロ」と呼ばれますが、正式な日本語訳はないようです。つまり、「好み」で呼んでいるようです。「Liuto moderno」は「マンドリュート」とか「リュート」と呼ばれています。
まずは、楽器の説明から。 「チェロ」はクラシックオーケストラの「チェロ」と調弦は同じADGCです。音域はマンドリンの一番低いG線のC(ド)音の2オクターブ下のCから、上はマンドリンのA線のD音までくらいを出します。
立川マンドリンクラブでは第12回定演頃までは時々M沢さんが弾いていました。一時期 I井さんがいたこともありました。固定的なパートにしようとクラブで楽器を購入し、以来マンドラで楽しんでいた私が弾くことになり現在に至っています。当初はヘ音記号を見てすぐにフレットの位置がわからず、ドラの運指で弾けるよう書き直していましたが、書いているうちに、読めるようになりました。英会話と似たところがありますね。最近S木さんが楽器に魅せられて購入し、新しくパートメンバーになりました。クラブの楽器は現在良く鳴っているようで、他のクラブのチェロを弾く人はさわると、うらやましがっています。
楽譜はヘ音記号 なので最初は戸惑いますが、割と早く慣れるようです。S木さんは苦も無く楽譜についてきています。マンドリンの1stと2ndの関係がDolaとCelloの関係にあります。最近はDolaと同等の扱いになった作・編曲も多くなり、存在感を出せるようになってきました。
「Liuto moderno」はT中さんが去年購入し、クラブの新パートが誕生しました。Celloの4対の弦の上にE線を加えたEADGC(というか、Dolaの4対の弦を1オクターブ下げ、下ににCelloのC線を加えた)楽器で、どちらのパートでも演奏可能です。という特徴を生かして、T中さんは独自でパートを作っています。楽譜はへ音記号が多いようです。賛助で来ていただいているW辺さんも同じLuitoパートです。
ともに少ない人数のパートなので、静かにしていると存在感がなくなるのが心配。認めてもらえるよう日夜努力しています。(「目立たなくてもいい」という人はいないと信じています。)