立川マンドリンクラブ会報 第21号2007.6.30発行
新しい仲問(10)
Guitar 梅津祐二さん
年の離れた兄が中学時代に吹奏楽部で使っていたクラリネットが転がっていました。吹き方を教わって音を出して遊んでいましたが、小学低学年の体格には大きくて重いもので、すぐあきらめました。青年時代PPMやジョン・バエズのフォークソングが流行っていて、ギターを弾いてみたいと思い、自分で気ままに弾いていました。結婚して、子供ができて、ギターは部屋の片隅に転がっていました。何回かの引越しで無用の粗大ごみ化したギターは家内が引越屋のお手伝いのお兄さんにくれてしまいました。

2006年第25回定期コンサートは大変楽しい演奏会で、和気藹々としたメンバーの方々の演奏を拝聴し自分も加わってみたいと感じました。昨年(2006年)9月に定年退職をいたしましたのを機にお仲間に加えさせていただきました。ギターには40年近く触っていなかったことと、アンサンブルの経験を持たない自分にとって、ついていけない練習はつらい部分もありますが、少しずつ弾けるようになっている自分にちょっと楽しさも感じ始めています。当クラブで合奏の楽しさを味わって、エンジョイして行きたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
Guitar 江崎 武さん
<私とギターの馴初め>
事の始まりは、小学生時代に押入れで見つけた古〜い
おんぼろギターがきっかけです。叔父か叔母が若い頃少しかじった(?)程度らしく、興味を覚えた私は、誰が買ったか古賀政男の楽譜付きソノシートで自己流で爪弾いていたりしましたが、やがて中学生頃からはフォークソングにのめり込み、ほとんど毎日フォークギターをかき鳴らしていました。
それでもNHK教育テレビの「ギターを弾こう」はテキストを買ってきて練習したりしていました。アルハンブラが弾けるようになって喜んでいたっけ・・・。
学生時代は吹奏楽でフルートを吹いたり、ギター部でロック、フォーク、クラッシックを何でもやって社会人になると、会社の物好き連中とバンドを組んでダンスパーティ(懐)やコンサートをやっていました。
最近の「おじさんバンド」もいいなと思いながら、何かしたいなと思っていたところ単身赴任した立川でネットで見つけたマンドリンクラブに入れてもらったというわけです。
へたくそですが、好きこそ〜なのでこれからよろしくお願いします。
Guitar 日隈永治さん
「音楽雑感」
「つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて」と徒然草の冒頭にありますが、会社勤めの身の上では、凡そ望むべくもない状態かと思っていました。今回立川マンドリン倶楽部の新人(少々薹は立っておりますが)とのことで「トレモロ」に掲載する原稿を書いて欲しいとの依頼を受け、久しぶりに硯ではなくパソコンに向かい雑文を書いてみました。

私とギターの付合いは昭和39年から(使用しているギターは40年から)ですから、彼此43年も経っていますが、音楽的才能がないにしては、よく続けてきたものだと自分で感心しています。
詰まる所、下手の横好きでしょうが、きっと音楽が好きなんだろうと思っています。加えて、練習が好きである、或いは音楽を通して楽しい仲間が出来るというのもその理由であろうとも思っています。

音楽におけるアマチュアとは「演奏の結果ではなく、演奏会迄の過程が大事であり、自分でどれだけ楽器を弾くことに努力をしたのか、或いは合奏する仲間たちとどれだけ協調して音楽を作り上げていくことが出来たか」が大切だと考えます。

合奏の楽しみは
@ 音楽を作っていく過程が面白い。メロディーの歌い方、曲想のつけ方等
A 一人では弾けないところも、合奏だと弾けることが多々あること。
B 大きな音の中で幸福感に浸れること
C なかなかありませんが、演奏がうまくいったときの幸福感
等があげられると思います。


確か孔子の言葉だったと思いますが「これを知る者はこれを好むものに如かず、これを好む者はこれを楽しむものに如かず」とあります。
私も出来れば音楽を楽しむ境地まで至りたいと思っています。
当クラブは年配の方、若い方(と言っても世間的には?)、色々な職業の方、演奏面ではベテラン、初心者の方と人的構成が幅広く、演奏会の選曲もバラエティーに富んでおり、クラブ運営の舵取りは難しく幹事の方は大変でしょうが、面白いクラブだと思います。
これから皆さんと一緒に演奏に合奏を楽しみたいと思っておりますので、宜しくご指導ご鞭撻頂きたくお願い申し上げます。
Contrabass 斎藤利光
歴史は繰り返すというのは本当のようです。大学に入学した時、ギターを弾きたいと思い覗いたマンドリンクラブ。入部してギターパートで1年。2年生になった時、ベースパートへ移動の指示があり、ベースを担当。そして35年後の今年、しばらくやめていたギターを弾き始めて、同じ趣味の仲間が欲しくなり、立川マンドリンクラブを訪問。当初はギターパートを希望。そして、ベースパートの要望があり、ベースパートへ。まさに、”歴史は繰り返す”です。

しかし、正直言って、マンドリン合奏はベースパートが楽しいです。ギターパートで、譜面と指揮者を見ながらポロ〜ンポロ〜ンとやるのも良いですが、後方に立って、合奏団全体を見渡しながら、颯爽と、ギィーギィー/ボーンボーンとやるのは格別です。ギターは一番好きな楽器なので、大学時代と同様に、二束のわらじでと時間が無いくせに欲張りですが、がんばります。
よろしくお願い致します。