立川マンドリンクラブ会報 第20号2007.4.15発行
新しい仲問(9)
須賀かよ子さん
入部にあたって
マンドリンの音色に初めて出逢ったのが、今から半世紀程前と言ったら少しオーバーかも知れないが、今でも有名な明大マンドリンクラブの演奏でした。その頃はマンドリンを弾いてみたいと思った記憶もなく、マンドリンの哀愁ある音色にも気づかず、ただ漠然と演奏を聞いていたような・・・。
結婚して子育てが終り、やっと一息つき、手持ち無沙汰を感じていた時、たまたま知人がマンドリンクラブで楽しんでいるとの事で、私もお仲間入りさせて頂きました。
弦楽器は初めてで年齢的にも50才過ぎてから始めたので、何回も壁にぶち当たり、くじけそうになった時もあったが、何とか乗り越え??今日に至っておりますが、今は趣味の範囲内として楽しく弾いていこうと思っております。
これから立川マンドリンクラブの皆様のご指導を頂きまして楽しく弾いていきたいと思います。宜しくお願い致します。
森田早苗さん
楽器を持っていると
A「それは何ですか?」  M「マンドリンです」
A「どんな楽器ですか?」 A「そんな楽器があるなんて知りませんでした」
M「琵琶と同じ様な形で、・・古賀メロディーが有名です・・」
合奏仲間で同じ撥弦楽器のギターは、小さなオーケストラなどと呼ばれ、広く認知されているのに、マンドリン合奏の主役は「知る人ぞ知る」存在の様です。
私の故郷の詩人 萩原朔太郎は、25歳の頃マンドリンを習い、一時は音楽家を目指し相当練習したそうです。これか詩のリズム形成に影響を与えたとも言われています。明治44年頃、日本に数台しか(記憶では2台・・しかし定かでない)なかったマンドリン。今日の様に合奏を楽しむ事は難しかったと思われます。
私といえば「2ndが好き!・・1stはあまり好きではない・・」と言うと、決まって「え〜・・どうして?変わってるね」「2ndってつまらないじゃない・・何やっているか解かんないし・・数えなくてはならないし・・1stの方が面白いよ」と言われます。
そんなに変かな? 揃った時の気持ち良さは一生懸命数えてるせいかな? 地味でも良いじゃない。うん・・・やっぱり2nd好き!!でいいじゃない。