立川マンドリンクラブ会報 第19号2007.1.6発行<
続・立川マンドリン物語ショウチュウロック ホームエイジ
定演ステージ装飾編(1)

立川マンドリンクラブの定期演奏会は25回を終えました。当初は音楽発表会形式で、次から次へと曲を演奏していくスタイルでしたが、15回目くらいから+αを行なうようになってきました。今回の続「立川マンドリン物語」にその歴史・ウラ話を書いて、記録とすることにしました。
アンコールで趣向を凝らし始めたのは音楽地球紀行の第1回(第16回定演)からです。この年は、定演が12月開催になったことから、伊藤さんにサンタクロースの衣装で登場してもらうことになりました。当然曲目は「クリスマスメドレー」。その時の評判が良かったことから、第17回定演からいろいろと考えてきました。

17回ロシア編・・・剣の舞に合わせて「剣」を栄一さんが製作。
18回アメリカ編 ・・・星条旗を白板に掲げ、「踊る子猫」では犬と猫のお面(いずれも伊藤さん製作)が登場。皆で「ワンワン」吼えましたっけ。アンコールではカウボーイの衣装。

19回フランス編 ・・・フランスの三色旗を白板に掲げ、アンコール「天国と地獄」では伊藤さんはオペラ座の怪人になって登場、カステラのコマーシャルをヒントに4匹の小熊(T・K・B・F)のダンス。ちゃんと振付があって、合宿からダンスの練習をしました。この時の司会者がパントマイムのグループに入っておられたので仲間の皆さんで幕間にパントマイムを演じていただきました。

20回日本編・・・和凧(西山さん提供)を吊るし、富士山を投影。富士山の型は栄一さん製作。 アンコールではみんなが半纏・法被姿に変身。この頃からだんだんと盛り上がってきた(エスカレートしてきた!)ようです。カザルスホールに出演できたことも気持ちの持ちように影響しているのかもしれません。

21回中南米編 ・・・日本編の凧に倣ってソンブレロと肩掛け(セラベス)(西山さん・松本さん 提供だったと記憶しています)を吊りました。また背景にはインカ・ナスカの地上絵を栄一さんが作成。アンコール曲に藤掛さんのサンバ「フィナーレ」を選んだことからサンバ隊を結成。本物見学は時期的(!)に無理 なので、浅草サンバカーニバルを見学に行きました。羽根飾りと帽子に楢本さん縫製の黄金色に輝くポンチョ(?)の衣装でサンバ用楽器を揃え、盛大にできました。レオタード姿がいなかったのが残念!!・・・

22回スペイン編・・・中南米編に続き、吊るすつもりでしたが、会館との打ち合わせで、「吊り物はできないことになりました」と言われ、一時呆然となりました。悩んだ末、身長3m50cmのフラメンコダンサーを立てました。作って、いざ当日!と運んだところ腕を積み込むのを忘れて自宅と往復。立ててみたら、ちょっと平面的で膨らみがないので胸に新聞紙を丸めて入れて満足しましたが、ばったり倒れてまた平らに・・・本番直前に再度膨らませて何とか満足したところ、腕が下がってきて、土俵入りに似てきたのが残念でした。演奏よりこっちの方の思い出が強いですね。また、背景にはスペインバルセロナの聖家族教会サクラダファミリアを栄一さんが作成。特徴あるステージができました。