立川マンドリンクラブ会報 18号2006.11.4発行
私のマンドリン歴土良 姉子
私が初めてマンドリンを手にしたのは、某短大のマンドリンクラブ。今から20ン年も前の事。
クラブとはいえ、部員はギター、マンドリンの各パート合わせて5〜6名。しかも指導者なし。ギターの一人を除いてあとは全員初心者というスゴサ!!それでも当時は楽しく、合奏ならぬ “合騒” にも満足の日々。まさに“井の中の蛙”。私もまだ若くて美しかったー!?

そして就職。たまたま職場に部員40名程のマンドリンクラブがあり『初心者OK!』の誘いに引かれ入部。
コンサートマスターの指導の下、オデルマンドリン教則本で、今度はバッチリ(?)基礎練習。週2回の練習日は休まず参加(今とは別人!?)。クラブのない日は、仕事を終えると自宅に直帰。毎晩、押入れの中で密か?に練習。今では持つに持てない、それはそれは贅沢な時間。夜毎の騒・雑音に耐えてくれた家族に、改めて感謝!
こうして迎えた初舞台は、第15回という記念の定演。鈴木静一作曲の平家物語『西海の挽歌』ではゲストの語りに痺れ、合奏の醍醐味に鳥肌を立てた感動―――今でも忘れられない。
定演の他にも合宿や演奏旅行などなど・・・。そして『マンドリンクラブ!』と楽器同様 ジョッキを持つのも得意な仲間たち。本当に充実した数年間だったと懐かしい。

その後、結婚・出産・・・とマンドリンとは無縁の日々が15年程。そんなある日、ヒョンなことで立川マンドリンクラブの定演が近いことを知った。第19回定期演奏会――。そしてその日、あの懐かしの『パストラル・ファンタジー』を聴いてしまったからたまらない。
『やっぱり弾きたい〜!』・・・っと。これが、立川マンドリンクラブとの出会い。
とはいえ、独身時代とは正反対。皆様にご迷惑をかけ通しなのが、今は一番心苦しく、申し訳なく思うこと。
それなのに2ndマンドリン、念願のマンドラ、パーカッション、そして“知らぬが仏”で引き受けてシマッタ〜! のステージマネージャーと。ふと振り返れば、様々は経験をさせてもらえた私は幸せ。皆さん本当にありがとう!
クラブの日、みんなに会うと、何かホッとできて、合奏していると涙が出るほど癒される(ヒキツルこともしばしばあり!)。私には、この心地良さがたまらない! 目下の目標は、1回でも多く練習に参加すること。
こんな私のマンドリン歴、次なる展開は――?
いつも優しく送り出してくれる家族と、温かく迎えてくれる部員の皆様に感謝をしつつ・・・
まずは、目標に向かってゴ――!!